建物

210527 国立新美術館

六本木にある「国立新美術館」です。設計者は、故「黒川 紀章」氏です。黒川川氏の建築のアイコンがあちこちにちりばめられています。黒川氏の建築は、結構毒があるものが多い(あくまで個人的な感想です)のですが、この建物はそこを上手く抑え込んで非常に美しい建物に仕上がっています。美術館は、機能としての大きな展示室の形がどうしても建物に出てきてしまうのですが、前面の波打つガラスのファサードがその存在と大きさを上手く消しています。またガラスのファサードに付く、ガラスのルーバーが日射を調整する機能を持たせているようです。非常にうまい組み合わせだと思います。

今年の2月からクリエイティブディレクターである「佐藤 可士和」氏の展示会が開催されており、是非とも行きたかったのですが、コロナにより断念せざるを得ませんでした。(本で我慢します)

ところで玄関前の円形のとんがり屋根の建物は何か判りますか?実は傘立てコーナーなんです。これは上手いです。傘立てというと雨の時だけ引っ張り出してきて何ていう場合が多いですが、こうすれば上手くデザインとして成立するんだと教えてもらいました。

国立新美術館

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