建物

210528 東京カテドラル聖マリア大聖堂

東京文京区にある「東京カテドラル聖マリア大聖堂」です。設計者は日本を代表する建築家である、故「丹下健三」氏です。1964年に竣工していますが、同じ年に「東京代々木競技場」も建設されています。この活躍ぶりは人間業ではないですね。そして共に非常に美しい建物です。建物の構造がそのまま表されています。しかし内部空間はこの絞られたような外観からは想像できないような、圧倒的なボリューム感です。薄暗い空間の中に、上から十字に降り注ぐ光が神々しく、思わす仰ぎたくなる、そんな気にならざるを得ない空間の力を感じさせてくれます。この発想は何処から出てくるのでしょうか。単に紙の上で線を描いているだけでは、絶対に出てきません。恐らく丹下氏の人生観がそうさせているのでしょう。その意味でも、日本が世界に誇れる建築家という事なのだと思います。

東京カテドラル聖マリア大聖堂

一覧へ戻る

一覧へ戻る

トップへ戻る