建物

210305 根来寺 大塔

和歌山県北部の岩出市に「新義真言宗」の総本山である「根来寺」があります。そこには日本最大の多宝塔である「大毘廬遮那法界体性塔(だいびるしゃなほっかいたいしょうとう)」(とても読めません。)通称「大塔」があります。

秀吉の根来攻めの際に、奇跡的に残った建物の一つだそうです。(扉などにその時の銃弾の跡などが多数残っているとのことです。気が付きませんでした。)

多宝塔は、同じ真言宗の総本山である高野山の壇上伽藍が有名ですが、高野山の多宝塔は朱塗りの非常にきらびやかなのに比べて、こちらはぐっと質素です。

流石に日本最大と言われるだけあって、近づくとその大きさに圧倒されます。多宝塔は、四角い平面の初層の上に、円形の上層を重ね、宝形造(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆とされていますが、まさにその通りの形状です。

只他の多宝塔は円形の上層で、屋根が支えられているのですが、この根来寺の多宝塔は、その大きさのためからか四隅に支えの柱が付けられています。これは後から付けられたものなんでしょうか。調べてみたいです。

根来寺 大塔

一覧へ戻る

一覧へ戻る

トップへ戻る