建物

181120 塔の家

東京青山にある「東 孝光」氏の自邸である「塔の家」です。1966年竣工です。

狭小住宅として「安藤忠雄」氏の「住吉の長屋」と共におそらく最も有名な作品だと思います。都心のわずか6坪弱という狭い敷地に、地上5階・地下1階を搭状に積み立てた鉄筋コンクリート造の家です。玄関を除けば、トイレも浴室も含め扉が一切なく、間仕切りもない。吹き抜けで開放的な空間設計が狭さを感じさせず、都心に住む醍醐味を満足させ、「新しい建築の5つの要点(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面)(近代建築の五原則)を踏まえています。

外苑西通りに対して少し斜に構えた建物は、街路樹に面して通りからの視線を外しています。

いまだに現役のその建物には、「ここに住むんだという」強い意志が見て取れます。憧れの住宅のひとつです。

塔の家

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