建物

181025 レントゲン調査

建物は一旦作られてしまうと、その内部構造は判らなくなります。だからこそ作っている最中の工事監理が大切です。見た目は非常に綺麗でも、実は内部はガタガタということもないとは言えません。記録として写真に残したり、報告書を作成したりと、工事監理の重要性は言うまでもありません。

しかし竣工後に建築主と設計者や施工者が何かでもめてしまうと、その建物に疑いの目が向けられてしまいます。悲しいことです。

この写真は、建築主から基礎の施工が悪い(鉄筋をきちんと入れていない)と指摘を受けた施工者から、建物の基礎に鉄筋が入っているかどうかの確認の調査を依頼されたものです。

超音波調査が一般的ですが、中々その判読は難しいものがあります。今回はレントゲン調査を選択しました。人間でも同じですが、骨(鉄筋)が鮮明に映ります。隠し様がありません。これで鉄筋がきちんと入っていることが証明されました。

出来ればこのような揉め事は起きて欲しくない、一件でした。

基礎のレントゲン調査

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