耐震

210601 名古屋 熱田神宮2

熱田神宮の参道横に、古い土塀があります。織田信長が「桶狭間の戦い」の勝利のお礼として作ったと言われる「信長塀」です。京都三十三間堂の「太閤塀」、兵庫県西宮神社「大練塀」と共に、「日本三大土塀」の一つと言われています。一見地味に見えますが、土と石灰を油で練り固め瓦を積み重ねたもので、永禄3(1560)年に造られてから一度も崩れていないこともあって“建築の無事”や“出世運”などのご利益を期待する人もいるそうですです。

塀というとブロックを縦に積んだコンクリートブロック塀が、地震などで倒れて危ないイメージが強いですが、この塀はきちんと下から積み重ねられていかにもどっしりとしています。以前法隆寺の土と瓦を積み重ねた土塀も紹介しましたが、塀はやっぱり積み重ねて作らないといけないのかもしれません。何事も一歩ずつ積み重ねが必要です。

名古屋 熱田神宮内の信長塀

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