自然

170727 「函館 五稜郭」

函館の五稜郭です。五稜郭は明治維新前後の、旧幕府軍と政府軍との戦闘の知としても有名です。

本来は防御のための施設ですが、この形は上から見ないと全貌が分かりません。(堺の仁徳天皇陵もそうですが近くから見るとただのこんもりとした丘のようにしか見えません。)

城には自然の地形を利用して築かれた石垣が周囲をめぐるのが普通ですが、この平坦な地では、自然の地の利を利用できません。そこで設計されたのがこの形です。突き出た土塁から相手方に大砲や住で攻撃をするそうです。逆に凹んだところは弱点になるということで、別に半月堡と呼ばれる突き出した部分で補強しています。

色々な技術は戦争で開発されるといいますが、この形も戦闘を想定しなければ出てこなかったでしょう。(ただこの形は本当に戦術的に良かったのかは疑問ですが)

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