建物

211109 瑞龍寺

富山県高岡市には国宝寺院である曹洞宗高岡山瑞龍寺があります。加賀藩2代藩主前田利長公の菩提をとむらうため三代藩主利常によって建立された寺ですが、造営には約20年を要したとされています。伽藍の構成は、中国の寺院建築を模したもので、総門・山門・仏殿・法堂を一直線に配列し、左右に禅堂と大庫裏を置き、加えて四周を回廊で結ぶなど、厳粛且つ整然たるものになっています。古い日本の寺院様式には、左右対称を少し崩した構成のもの(法隆寺なんかがそうです)が多いのですが、中国様式の左右対称の構成は、日本の絶妙な崩しの構成よりは、軸を中心に左右対称の壮大感が生まれているように思います。

瑞龍寺

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