建物

210407 京都市京セラ美術館1

岡崎にある京都市京セラ美術館に行ってきました。京都市美術館は、公立美術館としては、上野の東京都美術館に次ぐ日本で二番目の公立美術館で、本館は故「前田 健二郎」氏が設計。洋風建築に和風の屋根をかぶせた、和洋折衷のいわゆる「帝冠様式」を代表する建築です。今回建築家「青木 淳」氏が改修設計を行い、リニューアルオープンしました。(「青木 淳」氏は、ここの館長もされています)

まずの注目は、エントランスの変更です。本館前の広場を、緩やかなスロープで地下に導くようにし、色々な作品展示やパフォーマンスにも使えるような形とした上に、地下に新しく作られた明るいエントランスとカフェ、ショップである「ガラス・リボン」が来館者を迎えます。ネーミングも素晴らしいのですが、建築的に新旧の対比を上手く抑えた点も、素晴らしいと思います。地下を新しく作ると、水の処理など難しい点も多いと思うのですが、非常にうまくデザインされています。またガラスの張り出し部分は、柱も細く処理されており、重厚な建物の中に軽快感を上手く組み合わせています。

今回は携帯電話のカメラに取り付けられる超広角レンズを使用しました。端部が少しひずみますが、広角の効果は抜群です。

京都市京セラ美術館の外観

一覧へ戻る

一覧へ戻る

トップへ戻る