建物

201118 換気窓

コロナウィルスが再度強まりを見せる中、三蜜回避と共に盛んに言われているのが、部屋の換気です。建築業界では、シックハウス対策と共に、機械による24時間換気が推奨されてきました。と同時に、高気密高断熱仕様や全館空調など、部屋を密閉するような風潮が強くなってきていました。ところがコロナウィルスが蔓延してくると、一転部屋を開放的に、外気による換気が大切だという風潮に一変してしまいました。

私はもともと機械換気だけに頼る24時間換気にはあまり賛成できません。(建築基準法により義務化されてしまったので、最低限設置はしていますが。)やはり窓を開放する自然の風による換気が一番だと考えています。風には通り道が必要です。津田の設計する住宅の各部屋では、必ず2か所以上の窓を作り、風の通り道を作るようにしています。平面的に難しければロフトを使っての、高低差を利用した重力換気を行うなどの工夫をしています。

写真は津田の事務所の換気窓です。木造住宅では現在は防火仕様の関係で、この種類の窓の設置は難しいですが(メーカーも頑張って開発して欲しいです)、少しくらいの雨も防げて、換気もばっちりです。朝一番に窓を開けて換気しています。

事務所の換気窓

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