建物

200207 セルロースファイバー吹込断熱工法

住宅の設計をする際に、最近は省エネの観点から断熱に関心が非常に集まっています。私が設計をさせて頂く際には、コストの問題もありますが、出来るだけセルロースファイバーの吹込断熱工法を採用させてもらっています。

セルロースファイバー吹込断熱工法は断熱性能の良さはもちろん、遮音性にも優れています。住宅ですので住宅街に建っていることが多いのですが、建て替える前と後では、家の中の静けさが全然違うと、後で言われることが多いです。昔は外の音がよく聞こえていたのに、今は全然聞こえないと言われます。

ただ工事の手間は非常にかかります。壁や天井(または屋根)一面に断熱材が吹き込まれるので、それを支持するための下地材や配管配線の前処理を事前に行わなければなりません。また後で穴を明けたり、切ったりということが非常に難しくなります。「でもいいんです!」

写真は長瀬の家の施工時の状況です。無垢の床材や台所の床暖房など採用を断念した部分もありましたが、ここだけはとお願いしました。きっちりと断熱材で建物をくるむように施工できています。これで気持ちよく過ごしていただけると思います。

セルロースファイバー吹込断熱工法

 

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