家具・照明

210825 換気窓

コロナ禍において自然の換気の大切さが見直されています。TVで換気の仕方や窓の開け方などを専門家(こんなものに専門家ってあるん?)が説明しています。もともと国は自然の換気に懐疑的でした。ホルムアルデヒドなどのハウスダストやアレルギー物質によるシックハウス症候群などが問題視され、建築基準法を改正して、換気扇による24時間換気を必須としてしまいました。確かにマンションなど、どうしても通風が難しい建物形式の場合は、機械換気が必要だと思いますが、自然換気が確保できる場合には、あえて機械換気は不要と私は思います。(只法で定められてしまったので、設計時には嫌々付けざるを得ないのですが・・・。)

津田の事務所では、突き出し型の排煙窓の形式を採用しています。この形式の窓の良い点は、多少の雨が降っても窓を解放でき、換気が可能なことです。(よくある外倒し型の排煙窓の場合には、雨天時には解放できません。開口率は高いのですが。)しかし最近防火設備の認定が個別認定となり、防火設備の種類が極端に減ってしまいました。この突き出し型の排煙窓も現時点では、防火窓としての新しい認定が取れていません。(最近は都市部では、ほとんどの地域が準防火指定となっており、外周部の開口部のほとんどを防火設備にしなければなりません。)メーカーには何とか早く防火窓の種類を増やしてほしいものです。

事務所の換気窓(突き出し型排煙窓)

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