「シックハウス対策2〜24時間換気?」
シックハウス対策の一つとして24時間換気が考えられています。部屋の中に浮遊する有害物質を換気する事によって、外部に排出させるものです。建築基準法では新築物件(原則リフォームする物件も含めて)は義務付けられました。その制度を決定した国土交通省の説明に対して異論を挟むことは出来ません。でも・・・。ル・コルビジェという建築家の有名な言葉があります。「住宅は住むための機械である」。色々な解釈を生んでいる言葉ですが、本当に住宅は機械になってしまうんでしょうか。最近のIT技術や設備技術の進化により機械化が急速に進んでいます。また木造建築物の金物の使用など従来の建物に対する考え方が通用しない時代になってきました。住宅が人のものである限り、或いは自分の物である限り、自分で物事を決めれるようにはならないんでしょうか。何も機械に頼らなくても窓を自分で開ければ住む事ではないかと考えられないんでしょうか。なぜか全てが義務化されてしまう事が、責任逃れであるような気がしてしまうのは私だけですか?
平成15年9月16日
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